歯並びがガタガタだったり、歯が出ている為に、思いきり人前で笑うことができない・・・。
不正咬合噛の典型的な種類をあげてみました。
あなたは奥歯を噛みしめたとき、前歯も横の歯もしっかり噛んでいますか?
歯はファスナーや歯車のように、上下の歯がしっかり噛み合って、はじめて持ち前の機能を発揮します。
矯正治療は上下の歯をきれいに並べる(審美面)だけでなく、かみ合わせ(機能面)が合っていることが求められます。
そしてその時、口元のラインやスマイル(顔貌)が審美的であることが理想的な治療です。
上の歯が、前に飛び出している。
出っ歯と呼ばれる症状です。上顎の発育が大き過ぎたり、下顎の発育が小さすぎたりする時に生じます。放置していてもほとんど治りません。
身体の活発な成長発育出現前(小学生)からの治療で上下の顎骨の成長発育状態の調和を図れる場合があります。
成人期に近づくにつれ気になる症状のひとつです。
下の歯が、上の歯より前にある。
受け口と呼ばれる症状です。前歯の傾きや下顎の発育が大きすぎたり上顎の発育が小さすぎたりする時に生じます。放置していてもほとんど治りません。症状が悪化すると顎の骨切り手術を要するような難症状へ移行することもあります。身体の活発な成長発育出現前(小学生)からの治療で上下の顎骨の成長発育状態の改善を図ることが望まれます。
歯が前後や上下に並ぶ。(八重歯・過蓋咬合)
八重歯などの歯のがたつきは、歯のはえてくる顎の大きさとの調和がとれず、歯と歯が重なっている状態です。はえてくるスペースが足りなければ歯は捻れたり、重なりあったりします。改善策は、
などの方法があります。窮屈な状態ではえてくる永久歯はその状態により、抜歯したり抜歯しなかったりします。小学生時期の混合歯列期からの対応で抜歯の必要性が低くなります。
過蓋咬合は、噛むと前歯が深く咬み込み、下の前歯がほとんど見えなくなる状態です。噛む際に歯と歯の接触により、歯のすり減りが激しかったり、症状が悪化すると顎の運動に支障が生じ、顎関節症になる場合もあります。いずれにしても早期対応が望まれます。