今月の患者さん
2025年04月28日
『前歯が生えてきたが既にがたつきがあり、今後が心配』 ということで、小学校低学年から小児矯正から治療を始められた患者さんです。 小児矯正は小学生1年生ぐらいから6年生ぐらいの間行う治療で、歯の生え変わる土台の歯槽骨を拡げる治療を行います。 上の歯は2本生えてきたばかりですので小児矯正の中でも、早期治療になります。 早く始めるほど、スペースを作る期間も長くなりますので、将来的にがたつきが解消される分、非抜歯治療になる可能性は高くなります。 この患者さんは、取り外しのできる床装置で上下とも側方拡大を行いました。 装置装着の協力度も高く、小児矯正終了の段階でがたつきは結構解消されました。 親御様は、完全にがたつきを治したいということでしたので、本格矯正に移行し、非抜歯にて上下歯列の配列を行って終了しました。
マルチブラケット装置での治療が本格矯正です。 非抜歯治療ですが、小児矯正終了後に、がたつきが軽減していたので、歯の前突傾向もなく治療を終えることができました。
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