今月の患者さん
前歯の生え変わりの時期(小学校低学年)、前歯のがたつきを気にされ、小児矯正から始められた患者さんです。
永久歯の生え変わる為のスペース不足により、前歯部の叢生(がたつき)と八重歯になることが予想できます。 更に、下顎右側第一大臼歯が前方の乳臼歯に引っ掛かり、生えてこれず止まっています。 叢生(がたつき)が強い場合、小児矯正を始めても完全にがたつきが無くなる事はありませんが、がたつきを減らしておく事で、本格矯正に移った時に、いろいろな面で治療が有利になります。 この方も、小児矯正から治療を始め、本格矯正で仕上げました。 無理な非抜歯治療は選択せず、小臼歯抜歯での治療を行いました。 マルチブラケット 動的治療期間 2年9か月 調整回数18回 治療前より前歯の前方傾斜度が良好な状態で治療を終了できました。 非抜歯で治療していた場合、前歯の前方傾斜は強いままで平均より3~4mm前突した仕上がりになっていたと思われます。 |
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