矯正歯科について

今月の患者さん

受け口を気にされていた患者さんです。

何か所かの医院で相談されたそうですが、矯正単独の治療では難しいと説明をうけています。

検査した結果、下顎が上顎に対して著しく大きい骨格性の下顎前突症でした。

下顎骨と上顎骨とのバランスを考えると、下顎を後退させる外科手術が必要でしたので、

外科手術前提での矯正治療を行うことにしました。

術前矯正を行なった後、手術を行い、術後矯正を経て、動的治療を終了します。

治療後、顎顔面のバランスがとれるので、口腔周囲やエステティックラインも良好になりました。

手術ということで不安はあったと思われますが、治療結果に満足されていたので本当に良かったです。





















 

今月の患者さん

上の前歯の叢生(がたつき)を気にされていたということで治療を決断されました。

上顎の叢生(がたつき)量は少なめ。下顎の叢生(がたつき)はほとんどありません。

上顎前歯のみ前突でしたので、下顎は抜歯せず、上顎のみの抜歯治療となりました。

患者さんの相談で時々、「抜歯すると口が下がり過ぎると他で説明を聞いた。」とおっしゃる方がおられますが適正な位置まで下げるだけですので、下げ過ぎることはありません。

この方は治療前から口唇の前後的位置は良く前突感はありませんので、口唇の位置は現状維持で治療しました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年5か月 調整回数22回

治療前後の口唇の位置、口元の状態はほとんど変えずに治療を終了しています。





















 

今月の患者さん

叢生(がたつき)は少ないのですが、上顎前突(出っ歯)を気にされていた患者さんです。

検査結果から上顎のみ平均より6mm前突しているので、上顎のみの抜歯治療を行い、

マルチブラケット装置での動的治療開始しました。

結構忙しいのに遠いところから通ってくれていました。

口元、エステティックラインも良くなりました。











 











 

 

今月の患者さん

上下顎前突および前歯部に叢生(がたつき)がある患者さんです。

小児矯正で歯列の拡大を行った後、マルチブラケット装置での動的治療を開始しました。

口唇前突傾向改善のため、抜歯スペースを利用して治療しました。

抜歯スペースの方向に歯牙を移動させるため、前歯を前方傾斜させずに配列しています。

もし非抜歯で治療していたとしたら、また違った結果になっていたでしょう。

マルチブラケット装置での動的治療期間 2年4か月でした。











 











 

 

今月の患者さん

重度の前歯部に叢生(がたつき)のある患者さんです。

上顎の犬歯(八重歯)を小臼歯抜歯したスペースに移動させ配列しました。
下顎の抜歯スペースは、左側にずれている下顎の正中を補正する為に使用しました。

26回調整でしたが、学校や習い事のため、一か月半おきの来院。動的治療期間3年4か月です。月1回来院での調整でしたら、2年2カ月程度だったでしょう。











 











 

 

今月の患者さん

この患者さんは、前歯部のがたつきと出っ歯感を治したいということでした。

前歯叢生、上下前歯の前方傾斜がつよい上下顎前突ですので口唇が閉じにくい状態でした。

非抜歯で治療した場合、更に前歯は前方傾斜しますので口唇の位置も更に前方に飛び出します。

口唇の前突感をなくし、エステティックラインも改善を目的に上下顎小臼歯の抜歯治療を行いました。

治療期間は、2年9か月です。平均より3か月ほど長めでした。

歯並びだけでなく、口唇(エステティックライン)の状態も良くなりましたね。。





















 

今月の患者さん

開口の患者さんです。歯列の叢生はないのですが、奥歯だけ上下の歯が接触していて前歯は開いています。前歯部の開口です。

食べ物がかみ切れないという事と、見た目が気になるとの事で治療を開始。

上顎小臼歯のみの抜歯治療を行いました。

治療期間は、月に一度ペースで来院されましたので、1年9か月です。

平均より早い治療でした。

萌出してきた上顎左側の親知らずは保定中に抜歯してもらいました。





















 

今月の患者さん

この方も上下顎前臼歯部に重度の叢生(がたつき)がある患者さんです。

ガタガタの歯並びが昔から気になっていたということでマルチブラケット装置での動的治療を開始しました。

結構忙しいのに遠いところから通ってくれていました。感謝です。

来院間隔が1~2カ月でしたので治療期間が平均より長く3年1か月です。調整回数は26回でした。

調整回数26回でしたら月1回の調整で進めれば2年2カ月程度だったと思われます。これでしたら平均ですね。

夜9時まで診療していますので、仕事帰りに寄られている方多いです。

口元、エステティックラインも良くなりました。





















 

今月の患者さん

上下顎前歯部に重度の叢生(がたつき)がある患者さんです。

小児矯正で側方拡大してもスペースが足らないほどがたつきの強い場合、または小児矯正を始める時期が遅かった場合、将来的に無理に非抜歯で治療を続けると、前歯は前方に傾斜して並んでしまいますので上顎前突または上下顎前突のような仕上がりになってしまいます。

この患者さんは、小児矯正で1年ほど歯列の側方拡をしたのち、マルチブラケット装置での動的治療を開始しました。

早く終わりたいと言う意志が強く、歯ブラシ、顎間ゴムの協力もとても良かったです。

マルチブラケット装置での動的治療期間2年1か月でした。





















 

今月の患者さん

 

上顎前突の患者さんです。上顎前歯の前方傾斜が強い状態です。
さらに過蓋咬合で、前歯のかみ合わせが深く、上下前歯の重なりが少し
深いため下の歯があまり見えません。上顎前突ではよくある状態です。
顎間ゴムの協力もよく、動的治療期間2年3か月ですので、平均的な治療期間で終了しました。
無理な非抜歯を選びませんでしたので、横顔も良好になりました。
何より患者さんが満足されていたので良かったと思います。