矯正歯科について

今月の患者さん

ガタガタの歯並びと食べ物が咬み切れないことを理由に矯正治療を決断されました。

上顎前歯の強い叢生(がたつき)と、前歯部開口状態でした。

治そうという意識が強い方でしたので、顎間ゴムの協力も良かったです。

治療期間が平均よりやや短く2年2か月でした。

治療前、開口で舌癖の強い方は一般的に後戻りしやすいのですが、

装置撤去後1年10か月経過していますが安定しています。

マルチブラケット 動的治療期間 2年2か月 調整回数22回

口元、エステティックラインも下唇が下がり、良くなっています。











 











 

 

今月の患者さん

小児矯正から治療を始められた患者さんです。

初診時が、前歯4本が生えきってからの側方歯交換時期からの治療ですので、少し遅めの小児治療開始です。

前歯部に叢生(がたつき)がありますが、ここから更に犬歯が八重歯として生え変わる前の段階です。

早期治療としては遅めの治療開始でも、少しでもがたつきを減らしておく事をお勧めします。

本格矯正での治療の時、治療がスムーズにかつ有利になりますので改善範囲が広がるからです。

この方も、小児矯正でがたつき量を少なくしてから、本格矯正を開始しています。

本格矯正(マルチブラケット装置)来院間隔は、1.5カ月でしたので治療期間は平均より長めでした。

マルチブラケット 動的治療期間 2年11か月 調整回数25回

口元、エステティックラインも上唇が下がって良くなっています。











 

 











 

 

 

今月の患者さん

小学校2年生から治療の患者さんです。

写真からは将来、永久歯の前歯が、がたついて生えてくることが予想できないと思いますが、

『大人の歯の生え変わりのスペースが足りない』と、他院で指摘され、来院されました。

レントゲンにより、後続永久歯の大きさから、上下顎ともスペース不足のため、叢生、八重歯になることが予測できます。

下顎の正中も右側に2.5mmずれています。

小児矯正で、永久歯の萌出スペースを増やして叢生量(がたつき量)を減らしてから、仕上げは、本格矯正(中学1~2年生頃からスタート)に移行してから行いました。

小児治療後の本格矯正でしたが、下顎正中の右側への大きなずれがありましたので、抜歯スペースで叢生と正中のずれを改善しました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年6か月

口元、エステティックラインも良好です。











 











 

 

今月の患者さん

上下顎の歯列全体に重度の叢生(がたつき・八重歯)がある患者さんです。

正中は上下とも右側に大きくずれています。前歯は上下とも内側(舌側)に押し込まれています。

特に、上顎犬歯ですが、右側は外側(頬側)に飛び出していますが、左側は内側(舌側)に入っています。

ガタガタの歯並びが昔から気になっていたということで永久歯列からのマルチブラケット装置(本格矯正)での動的治療を開始しました。

マルチブラケット 動的治療期間 3年0か月 調整回数27回

叢生が非常に強く、舌側転位している上顎左側犬歯の改善に5か月ほど追加で時間を費やしました。

重度の叢生は改善され、歯列正中も右側に移動させ改善しています。

口元はもともと良好でしたので、治療前後の口唇の位置、口元の状態は大きく変えずに治療を終了しています。

装置撤去後の保定期間に、一番後ろから生えてきた親知らず(第三大臼歯)は抜歯してもらう予定です。(治療した歯並びが長持ちするように。)





















 

今月の患者さん

前歯の生え変わりの時期(小学校低学年)、他院で歯並びを指摘されたということで来院されました。

永久歯萌出スペース不足は軽度でしたが、上の前歯は前方(唇側)に強く傾斜、下の前歯は内側(舌側)に強く傾斜しており、前歯の咬み合わせは深く過蓋咬合です。

小児矯正で、過蓋咬合と叢生(がたつき)が初診時よりもひどくならない様に、下顎の成長促進と永久歯の萌出スペース確保を行いました。

永久歯が全て生えて(永久歯列完成)から本格矯正の治療になります。(中学1~2年生頃)

叢生量(がたつき量)と前歯の深い咬み合わせを減少させる事により抑制されていた下顎の前方への成長がありました。

小児治療後の本格矯正は、患者さんの希望もありましたので、非抜歯での治療となりました。

来院間隔は1~2カ月毎でしたので、治療期間が平均より長めです。

マルチブラケット 動的治療期間 3年0か月

がたつき(叢生)少ない状態からの非抜歯治療ですので、口唇の大きな変化はありませんが、

下顎が成長した分は良くなったように見えます。





















 

今月の患者さん

前歯の生え変わりの時期(小学校低学年)、前歯のがたつきを気にされ、小児矯正から始められた患者さんです。

永久歯の生え変わる為のスペース不足により、前歯部の叢生(がたつき)と八重歯になることが予想できます。

更に、下顎右側第一大臼歯が前方の乳臼歯に引っ掛かり、生えてこれず止まっています。

叢生(がたつき)が強い場合、小児矯正を始めても完全にがたつきが無くなる事はありませんが、がたつきを減らしておく事で、本格矯正に移った時に、いろいろな面で治療が有利になります。

この方も、小児矯正から治療を始め、本格矯正で仕上げました。

無理な非抜歯治療は選択せず、小臼歯抜歯での治療を行いました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年9か月 調整回数18回

治療前より前歯の前方傾斜度が良好な状態で治療を終了できました。

非抜歯で治療していた場合、前歯の前方傾斜は強いままで平均より3~4mm前突した仕上がりになっていたと思われます。











 











 

 

今月の患者さん

上下顎前歯の叢生(がたつき)と上顎歯列の正中が顔面正中より極端に左側にずれている事を気にされ、治療を決断されました。

上顎左側犬歯が頬側に飛び出ているため、正中が1歯分(5mm)、左側にずれています。

さらに、上下顎左側奥歯(第二大臼歯)が鋏状咬合で全く咬んでいません。

叢生の改善と、ずれている上顎正中を右側に移動させるため、小臼歯抜歯での治療を開始しました。

左右の歯の大きさの違いがある分は、治療後も僅かなズレとして残ります。

来院間隔が平均1カ月毎でしたが、調整回数は36回と少し多めでした。

左側の奥歯(第二大臼歯)の鋏状咬合の改善に時間を費やしました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年10か月 調整回数36回

歯並びの左右非対称な状態が改善され満足されていましたので本当に良かったと思います。





















 

今月の患者さん

小児矯正から始められた受け口傾向の患者さんです。

前歯が反対咬合で、永久歯の萌出スペース不足による上顎前歯部の叢生(がたつき)が予測できる患者さん。

骨格的に、上顎と比べ下顎が大きく、成長によっては外科手術になる可能性もありましたが、

外科手術はせず、矯正治療のみで咬み合わせを改善しています。

小児矯正で、前歯部の被蓋(重なり)の改善まで治療を行い、下顎の成長を観察した後に、

永久歯列から、マルチブラケット装置により非抜歯にて配列しました。

来院間隔1.5カ月でしたが、平均より短く治療を終えることが出来ました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年1か月 調整回数14回











 











 

 

今月の患者さん

前歯のがたつきと出っ歯感を気にされていた患者さんです。

上下顎前突と前歯部の叢生で、上顎前歯が3.5ミリ下顎前歯が2.5ミリ前突していました。

並べるだけでなく、前突した上下顎前歯の改善を目的とするため、

小臼歯抜歯によるマルチブラケット装置での動的治療開始しました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年4か月

前歯の位置を後方に移動させたので、口元、エステティックラインも良くなりました。











 











 

 

今月の患者さん

昔から気にされていた上下顎前歯部のがたつき、特に八重歯を治したいと言う患者さんです。

前歯の開口傾向もあり、マルチブラケット装置での動的治療開始。来院間隔が途中1~2カ月でした。

治療期間は平均より長くなりましたが、前歯部の被蓋はしっかりと改善されました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年11か月