お知らせ

今月の患者さん

上下顎前歯の叢生(がたつき)と上顎歯列の正中が顔面正中より極端に左側にずれている事を気にされ、治療を決断されました。

上顎左側犬歯が頬側に飛び出ているため、正中が1歯分(5mm)、左側にずれています。

さらに、上下顎左側奥歯(第二大臼歯)が鋏状咬合で全く咬んでいません。

叢生の改善と、ずれている上顎正中を右側に移動させるため、小臼歯抜歯での治療を開始しました。

左右の歯の大きさの違いがある分は、治療後も僅かなズレとして残ります。

来院間隔が平均1カ月毎でしたが、調整回数は36回と少し多めでした。

左側の奥歯(第二大臼歯)の鋏状咬合の改善に時間を費やしました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年10か月 調整回数36回

歯並びの左右非対称な状態が改善され満足されていましたので本当に良かったと思います。





















 

今月の患者さん

小児矯正から始められた受け口傾向の患者さんです。

前歯が反対咬合で、永久歯の萌出スペース不足による上顎前歯部の叢生(がたつき)が予測できる患者さん。

骨格的に、上顎と比べ下顎が大きく、成長によっては外科手術になる可能性もありましたが、

外科手術はせず、矯正治療のみで咬み合わせを改善しています。

小児矯正で、前歯部の被蓋(重なり)の改善まで治療を行い、下顎の成長を観察した後に、

永久歯列から、マルチブラケット装置により非抜歯にて配列しました。

来院間隔1.5カ月でしたが、平均より短く治療を終えることが出来ました。

マルチブラケット 動的治療期間 2年1か月 調整回数14回